自社の周年事業の担当を命ぜられたものの、実は周年事業のことについてそれほど精通しているわけではない。予算は?人員は?企画は?スケジュールは?・・・積み上げられた課題の何から手をつければ良いかもわからない。そういう経験をお持ちの方も少なからずいらっしゃることと思います。
ここではそんなお悩みを解決すべく、誰でもすぐに簡単に理解できる「周年事業の基礎知識」をまとめてみました。基礎知識の要点は以下の2つになります。
1.そもそも周年事業とは?
周年事業を計画する前に、周年事業とはそもそも何か?その意義や目的は?施策メニューやスケールは?などといった基本知識を身につけておくことが必要です。一口に周年事業と言っても、単に企業の誕生日を祝う記念日的なイベントから、長期的な経営戦略を見据えた企業変革やコーポレートブランディングまで、目的も内容も規模も予算も実に様々です。自社にとっての周年がどのような意味を持ち、どのようなゴールに向かうのかを的確に見定め、計画推進していくことがとても大切です。
2.周年事業の進め方は?
では具体的に、何から準備を始め、どんな計画を立て、どのようなステップで推進していけば良いのか?そのプロセスを最初に正しく理解しておくことが、周年事業を成功させる重要なポイントでもあります。トップや経営層の意向を理解反映することは当然ながら、多数の部門が存在するような企業の場合はそれぞれの部門間の調整なども必要になるとともに、さらに言えば取引先や株主や従業員の家族など、様々な関係者間の調整も必要になります。それらを全てうまく取りまとめるのが、周年事業担当者の最大の役割でもあります。
この2点が周年事業の基礎知識における大きなポイントとなります。では次回からそれぞれのポイントについて、さらに具体的に述べていきましょう。