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いまさら人に聞けない!周年事業の基礎知識。<行事から事業へ。変わりゆく周年のあり方>

投稿日:2019年5月10日 更新日:

周年事業とは、企業の創業や設立から起算して 10 周年、50 周年、100 周年など、定期的に開催される企業イベントの一つです。

従来は、これまで歩んできた道のりを再確認し、社員や取引先などに感謝を表すとともに、今後のビジョンや未来像を明らかにする機会として認識されてきました。

周年事業の内容も、式典やパーティーを中心に社史の編纂や記念品の配布など、極めてベーシックな施策が中心で、どちらかと言えば社内=インターナル向けのクローズドなイベントとして行われることが多かったと言えます。

しかし近年では、上記のように周年を単に企業の誕生日として祝うだけにとどまらず、「企業のさらなる成長を促すために、変化や変革を起こす絶好の機会として活用しよう」という企業が増えています。

多くの企業がこれまでに以上に周年の意義や効果に注目し、長期的な経営戦略の中に周年を位置付け、インターナル向けだけではなく、ステークホルダーや消費者や社会までをも対象に、コーポレートブランディングの一環として周年事業を最大活用しているのです。時代の変化とともに、周年事業はさらに広い意義を持ち、重要性を増してきていると言えるでしょう。

単に「一過性のイベント的」なものから、「中長期的・戦略的」なものへ。言い換えれば、「周年行事」から「周年事業」へ、その性格を変えつつあるということ。

周年という「点」だけで見るのではなく、周年を好機として「線あるいは面」の取り組みへと昇華させることで、より戦略的に活用しようという企業が増えていると言えるでしょう。

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