さぁ、計画通りに準備も順調に推進し、いよいよ周年当年がやってきました。周年事業として企画した各施策を、実行に移す段階です。
この段階で最も大切なことは、「社員の参加意識を高める」ことです。「周年と言ったって経営陣やOBが喜んでやっているだけで、我々には関係ないよね」などといった冷ややかな意見が蔓延しないよう、実行委員会のメンバーが中心となって、率先して社内全体に周年事業の目的や意義、各施策の内容などの理解・浸透に取り組み、施策ごとに社員が参加できるポイントなどを明確にし、社員全員に「自分ゴト化」してもらう努力を怠らないことです。そのためには実行委員会のメンバー自身のモチベーションが重要です。実行委員会メンバー一人ひとりが、喜びと情熱を持って取り組む姿を見せることでしょう。
周年当年のポイントは以下の通りです。
(3)周年当年:実施フェーズ
【企画の実施】
<各施策ごとの担当を明確化>
●施策ごとに実行窓口の担当を振り分け、各自が責任を持って実行する体制を作る。
●計画通りに推進・実行できているか、全体責任者がタイムリーに管理。
【社員の参加】
<社員がやるべきこと>
●取引先や株主、社員の家族、OBなど、社外の関係者を巻き込む場合、案内やアテンドなどは、全て社員で役割を分担して行なうべき。
●過去の資料や写真などの収集整理などは、社員で役割分担。またヒストリーなどに絡むエピソードなどの取材も、社員で役割を分担して行なう
<社外に外注すべきこと>
●社員で企画を考えたとしても、それを具現化する作業は社外の周年事業企画会社などのプロの手を入れて完成度を高めることが必要。
(例)
・デザイン(アイデアスケッチは社員から募集しても、仕上げはプロの手で行なう)
・動画制作(出演はしてもらっても、撮影や編集はプロの手で行なう)
・社歌制作(作詞用のワードは社員から募集しても、仕上げはプロの手で行なう)
・式典・パーティー(招待状送付や受付や来賓アテンドは社員が行なっても、ステージ演出などはプロの手で行なう) など
【予算管理】
<追加予算などの管理>
●計画段階での予算から、実施フェーズでコストが増える場合もあるので、都度きめ細かく精査しながら判断していくことが重要。
社員一人ひとりが何らかの形で 周年事業に参加できたという 思い出を形を残すのも、周年事業を成功させるポイントの一つ。ただし、何もかも全部社員でやろうとすると完成度の品質も低下しますし、何よりも本来の業務に支障が出てしまいます。社外に全てを丸投げするのもよろしくはないですが、本末転倒にならないように、バランスには注意が必要です。
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